17歳くらいの時に書いた「東京楽しかったメモ」が出てきた。
人力舎のライブに行って、おぎやはぎの面白さに感銘を受けていた。
この時は、あの人が将来あんな風に舞台を去るなんて露知らず。
なんかすっごい面白い若手見つけたーってテンションのメモだった。
しかし、まぁ、文体がマジでキツイ。
どう表現したらいいか分かんないけど、徹頭徹尾イタい。
上滑りする若さと変な自意識、軸足がねじれている感じ。
ちょ、おま、どういうスタンスで生きとん…って思ったけど、
1999年には戻れないし、1999年の女子高生に罪はない。
ただイタかっただけで、罪はない。
17歳の娘が「東京のお笑い見たい、あとインディーズのバンド」
などとほざいたからと言って、東京に連れて行ってくれる親すごいな。
心が広いな…。
私だったらグーでいってしまう。
しかも別の年にラーメンズを見るためだけに東京行ってるし。
私だったら長渕のフォームで蹴る。
グーも蹴りも出さなかったマイ親、マジリスペクトしかねぇな…。
マイ親、チェルシーのバター味くらい甘いな…。
10年前は、17歳メモを見つけても「ウワアア!」だけだったけど、
今は「親すごいな!!!」までセットで思う。
10年後は、どうなんだろう。
もはや「ウワアア!」なんて感じないかもしれない。
まぶしく思うかもしれない。
どんなに頑張っても、あのメモはもう書けない。
二十歳過ぎの文体は、ほとんど今と変わらないんだけど、
やっぱり10代(ざっくり言うと20世紀)の頃のは別格にイタい。
中学時代の日記、紛失してしまったのが悔やまれるな、、
でも読み返したらきっと、飲めない酒を飲んで、
「破壊だけが私に残された手段!」とか言って泣く。
そんな感じ。
色々な失いたくないものを失くしたけど、
失くして良かったものもあるって気づきを得た。
部屋の大胆な片付け、やってみるものだな。