飽きたらやめる日記

アキストゼネコの専門家

2021/02/14/日

17歳くらいの時に書いた「東京楽しかったメモ」が出てきた。

人力舎のライブに行って、おぎやはぎの面白さに感銘を受けていた。

あと、キングオブコメディ(当時はパフィー)。

この時は、あの人が将来あんな風に舞台を去るなんて露知らず。

なんかすっごい面白い若手見つけたーってテンションのメモだった。

しかし、まぁ、文体がマジでキツイ。

どう表現したらいいか分かんないけど、徹頭徹尾イタい。

上滑りする若さと変な自意識、軸足がねじれている感じ。

ちょ、おま、どういうスタンスで生きとん…って思ったけど、

1999年には戻れないし、1999年の女子高生に罪はない。

ただイタかっただけで、罪はない。

 

17歳の娘が「東京のお笑い見たい、あとインディーズのバンド」

などとほざいたからと言って、東京に連れて行ってくれる親すごいな。

心が広いな…。

私だったらグーでいってしまう。

しかも別の年にラーメンズを見るためだけに東京行ってるし。

私だったら長渕のフォームで蹴る。

グーも蹴りも出さなかったマイ親、マジリスペクトしかねぇな…。

マイ親、チェルシーのバター味くらい甘いな…。

 

10年前は、17歳メモを見つけても「ウワアア!」だけだったけど、

今は「親すごいな!!!」までセットで思う。

10年後は、どうなんだろう。

もはや「ウワアア!」なんて感じないかもしれない。

中二病と幼児的万能感の最悪なマリアージュすら、

まぶしく思うかもしれない。

どんなに頑張っても、あのメモはもう書けない。

二十歳過ぎの文体は、ほとんど今と変わらないんだけど、

やっぱり10代(ざっくり言うと20世紀)の頃のは別格にイタい。

中学時代の日記、紛失してしまったのが悔やまれるな、、

でも読み返したらきっと、飲めない酒を飲んで、

「破壊だけが私に残された手段!」とか言って泣く。

そんな感じ。

 

色々な失いたくないものを失くしたけど、

失くして良かったものもあるって気づきを得た。

部屋の大胆な片付け、やってみるものだな。