起き上がれないかと思ったけど、起き上がれた。
ドラッグストアで昨日買い忘れた、のどぬーるぬれマスクなど買う。
スーパーで食材やみかん(焼く用)やお弁当を買う。
東京に一人で行くことに対しての不安が高まり、
もはや恐怖に打ち震えるハムスターみたいになっている。
35歳とは言えど、私の場合30年くらいは物心ついてなかったので、
歳をとっているから地に足がついてると思わないでほしい。
今だって、ちょっと浮いている。
「中年のくせに地に足がつかないとかw」などと言われても困る。
こっちだって、まさか中年になってまで浮いてるとは思わなかった。
さすがに中年になったら、足は自然に着地点を見つけると思ってた。
それは「高校生になったら恋人ができる」
「大人になったら結婚できる」くらいファンタジー(幻想)だ。
現に私の足は空中でさまよっている。
こうなったら、地の方から足に寄せてきてほしい。
もはや自分が頑張るより可能性を感じる。
マグマの具合とかで、うまく隆起してほしい。
こんなことを叫びながら暮らしていたら、彼氏がいたわってくれた。
ありがてぇなァ…、ありがてぇよォ…。
新幹線のチケットが入った封筒に「行き」「帰り」と書いてくれた。
はやくにんげんになりたい