頭が悪い。
少なく見積もっても「良くはない」といった具合だ。
しかし、問題は「どう悪いか」だ。
体調不良だって、鼻血と脱臼では取るべき対応が全然違う。
まずは、自分の頭がどのように良くないのか知らなくてはならない。
ただ、そもそも頭が悪いため、なかなか答えが見つからない。
原因究明したいのに、原因究明する能力がない状態だ。
詰んでる。
物語を作る時、ほとんど毎回行き詰まる。
大体が「内容がペラペラ」「バランスがおかしい」みたいなことになる。
原因は、私が何もかもを思いつきだけで書き始めるから、だ。
これはずっと分かっていたことだけど、見て見ぬふりをしていた。
だって、まれにそれで上手くいくから。
なんか分かんないけど、上手くいくことがあったから。
下手に上手くいったことがあると、これがまた良くない。
いける気がするのだ。
「いける気がする」と、吟じがちな頭の悪さなのだ。
冷静になって考えたら分かる。
いけないやつや。
いけないやつなんや。
そこまでは自覚しているが、取るべき対策は分からない。
とにかく、目の前の課題に食らいつくしかない。
頭が動かないなら、手を動かすしかない。
今の私に分かるのは、それくらいだ。