シンクの排水口に、新生物誕生の気配を感じた。
新しい命、かけがえのない地球(ほし)の約束。
もしも願いが叶うなら、見て見ぬふりをしたい。
我が家の排水口で、見たことない生物がうごめいてる気がするけど、
もう、ほんとマジ、ちょっ、キモいから無視したい。
でも知ってる。
力なきこの手のひら(つばさ)でしか、救えないものがある。
というわけで、心に血の涙を流しながら掃除。
名もなき新生物(へどろ)を、サッ(殺)した。
「清潔リセット」のジェネリックをぶち込んで、あいつらの勢力を弱め、
使い古しの歯ブラシで形ある何かをこそげ取り、
「清潔リセット」のジェネリックを再度ぶち込んでダメ押し、
使い古しのスポンジで排水口をこすって仕上げ。
これで1週間はなんとかなる。
しかし時は梅雨。
1日の油断が、新種爆誕ファーブル先生大歓喜の引き金となってしまう。
だけど僕にはピアノがないが「清潔リセット」はある。
若者には西田敏行のヒット曲が伝わらないが「清潔リセット」は裏切らない。
たとえそれが「清潔リセット」類似商品(ジェネリック)であっても。
私はそんなの気にしない。
だって私はただの愚かな消費者(おんな)だから。
安くて効くのなら、文句も問題もない。
夜中、よく聞いているジュンスズキさんという方のスペースで、
少しだけお話しさせてもらった。
改めて、私は喋るのが好きだけど、マジで喋りが下手だなぁと実感した。
何も面白いことも言えなかったけど、
上半期の楽しい思い出ができた。
感謝オブ感謝。
玄関の片付けをガサゴソと。
ブックオフに送るものと、それ以外に送るものを分別。
この作業が終わったら、次は粗大ゴミを捨てるターンと、
机の下を整理するターンが待っている。
家の片付けは「ここを片付けるには、先にあちらを片付けねば」の連続。
むしろそれしかない。
何しろ生活していると、何もかもが連動していき、
散らかりも伝播して、気がついたら身動きが取れなくなっている。
立体パズルが複数絡み合ってるようなもんで、
正直もうどうでもいいやって気分で数年過ごしてたけども。
時にはパズルに肉弾戦で挑まねばならぬと、気合いだけで行った。
友達の力強いサポートのおかげで、部屋は様相を変えて、
たぶん今年の夏が終わる頃には、私の住環境が自分史上最強になるはず。
そこから、来訪者用の椅子とかテーブル、
エアベッドとかを買いたいなーと思っている。
例えば周りの友達が結婚して(驚くべきことに友達ほぼ全員独身)
って言われた時に気軽に「好きなだけ膨らませろや(ベッドを)」
と言える友人でありたいんだ私は。
でもそれも大事だけど、そろそろパソコンを開きたい。
私はまだ「私は書かないと意味がない」と思えている。
思い上がりと、呪いと、唯一の希望(ひかり)みたいなもん。
無意味なことも全部、笑うために私が使えるのはト書きとセリフ。
たぶんそういう感じ。